橋本病は完治するの?健康までの近道を探してみよう!
橋本病は完治することがあるのか・・・この病気の人は誰でも気になるところですよね。
命には関わらなくてもしんどい症状もありますし、今後ずっと通院が続くのか・・・と考えると治ったらどんなにいいだろう、と思う人も多いと思います。
けれど、橋本病と診断を受けたとき、「一生付き合っていく病気です」とか「根本から治す方法がないから完治はない」と言われた経験を持つ人が大半ではないかと思います。
それは、基本的に西洋医学の世界では「できてしまった自己抗体(甲状腺を攻撃するもの)」を取り除く、ここに着目して改善していくと言う考え方がないからです。
「甲状腺ホルモンが足りなくていろいろ症状が出ているから、ホルモンを補えば普通の生活ができるようになるよ」ということですね。
ただ、ホルモン剤を飲み続けた結果、甲状腺の機能低下が改善し、ホルモン剤がなくても正常な数値が安定して継続する人はいます。
橋本病の場合は、完治とは呼ばず「寛解(かんかい)」といいます。
寛解とは、その病気の症状が、一時的または継続的になくなった状態のことですが、場合によっては再発の可能性もあるため、完治という言葉を使わないのです。
橋本病が完治(寛解)と呼べるようになるまでの期間は?
橋本病は発症するのも、それからの体調も周りの環境や生活習慣にとても影響される病気です。
なので残念ながら「どれくらいの期間で治る」と言うのは、とても個人差が有り、場合によっては一生ホルモン剤のお世話になる人もいます。
これは治療してみないとわからないんですね。
ただ東洋医学の世界では、橋本病を含む自己免疫疾患は治る病気とされています。
これは体の状態を整え、免疫力をアップし、自己抗体を減らしていくという考えがあるからです。
事実、東洋医学の治療を受けると自己抗体が減る人が多いです。
東洋医学の治療とは、漢方や鍼灸治療などですね。
また、橋本病と言われてから、
- 無理をしない
- 喫煙はしない
- ストレスを溜めない
- 十分な睡眠を取る
こうした生活を心がけた人は、自己抗体が早く減っていきます。
橋本病自体が「頑張りすぎたり無理をして免疫が狂い、自己抗体ができてしまう」そんな病気なので、ある意味に当たり前かも知れないですね。
体をいたわる生活を続けて、異常を起こした免疫が正常になってくれば、自己抗体も減っていき甲状腺の炎症もなくなる。
橋本病は治らないと決め付けずに完治を目指すなら、まずはこうした考え方が必要です。
もし、「漢方はちょっと苦手だけどできれば自力で治したい」そんな時は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
橋本病を完治させるために生活を見直してみよう
上記で書きましたが、橋本病と診断を受けたら、毎日の生活をまずは見直してみましょう。
機能低下がない人はピンと来ないかもしれませんが、甲状腺ホルモンが足りなくなると、かなりしんどい症状が出てきますよね?
なので無理したくてもできないこともありますが、元々橋本病で機能低下が起こる人は、頑張り屋で「免疫機能の限界」のスィッチを押してしまう人が多いです。
ストレスがない日常なんてとても難しいですが、悲しい苦しいなどのマイナスな感情は、それだけで免疫細胞の活動が鈍ります。
時間がなくてストレス発散の時間が取れないという人は、感情だけでも変えてみてください。
具体的には「楽しいことだけ考えて笑顔を作る」です。
笑うと免疫力が上がるとよく言われますが、これは本当ですからぜひやってみてください。
あとは月並みですが、十分に睡眠をとって、3食規則正しくごはんを食べて、疲れたなと思ったら休息をとる、これが本当に大切です。
今までは難しくても、橋本病を悪化させる自己抗体を増やさないために、ぜひこれからは自分の生活を見直してみてくださいね。
「百害あって一利なし」と言われる喫煙は、どんなに他のことを気をつけても台無しにするくらいのものです。
徐々に本数を減らして、禁煙することをおすすめします。
橋本病の完治のために東洋医学を取り入れてみよう
東洋医学は、普段お世話になっている対症療法が中心の西洋医学とは考え方が根本的に違います。
からだには「気、血、水」の3つの要素があり、それぞれのバランスを整えることで、体が元々持っている自然治癒力を上げて病気を良くしていこうと言うものです。
鍼灸や気功、漢方薬などがそれにあたります。
橋本病は3つの要素の特に「気」が不足して起こると考えられていますので、この気を補い整えていくという考えのもと行われます。
東洋医学を取り入れるメリットは、自己抗体がなかった頃の自分の体を取り戻せる可能性があるということです。
甲状腺ホルモン剤を飲んで、健康な人と変わらない生活が送れるようになることはもちろん大切ですが、ホルモン剤を飲まなくなれば元に戻ってしまいます。
だから、橋本病の大元、甲状腺の炎症を起こす自己抗体を減らし、免疫機能を整えることで病気を治していくんですね。
機能低下がなくても症状が出ているときもおすすめ
橋本病と診断を受けても、かならず機能低下を起こすわけじゃありません。
血液検査の結果で、「自己抗体はあるけど機能低下はない」と判断されれば、ホルモン剤の治療すらできないことがほとんどです。
ここで問題なのは、それなのに辛い症状が続くことがあるということ。
数値で現れなくても、橋本病の症状が出ている人はたくさんいます。
こんな時でも、東洋医学は役立ちます。
症状が出ているということは、何かしら体に問題が起きている、と考えるからなんですね。
もし同じような悩みをお持ちの方は、東洋医学を検討してみてください。
橋本病の完治についてのまとめ
甲状腺ホルモン剤を飲み続ければ、時間はかかってもホルモン数値が安定し、徐々に減らしても健康を維持できる人も確かにいます。
でもそれはやってみないとわからないことですから、少しでも早く完治という状態を手に入れたいなら、やはり
- 毎日の生活を健康なものに整えること
- 東洋医学の力を借りてみること
これは必要だなと思います。