甲状腺が大きいのは問題あり?どんな症状が出てくるの?
甲状腺は、自分で「大きいかも?」と気づくことはあまりありません。
多くの人は、甲状腺の場所を意識して暮らしていないからだと思います。
鏡を見るときは、たいてい顔を見ていますしね。
ですから、甲状腺が大きいと指摘される人の多くは、病院で医師に言われることが
多いようです。何の自覚症状もないのに、甲状腺が大きいってどういうこと?
これから何か症状が出てくるの?と不安になる人もいます。
でも、甲状腺が大きいと医師や健康診断で指摘され、血液検査を受ける人は
実はとても多いんです。そして、結果が白でもこれからも一年に1回くらい
血液検査をしてください、と言われた人がほとんどでしょう。
なぜなら、甲状腺が大きいとやはり病気のリスクは高くなるからです。
必ずなるわけじゃないけど、リスクは高いので、定期的に血液検査をして
おきましょう、と言うことです。
症状もないのに必要なの?と思うかも知れませんが、甲状腺の病気は
初めから自覚症状が出るわけではないので、きちんと判断するには、
やはり血液検査が必要になります。
そして最も厄介なのが、少しずつ症状が進むので「なんかおかしい」と
感じる頃には、結構重くなっていたりするんです。そうなると、いざ治療を
開始しても、薬が効いてくるまでかなりしんどい思いをします。
そういう自分も実はこのパターンでした。指摘され検査では白、それから
血液検査も受けず放置、出産を期に甲状腺の病気を発病、症状が強くなり
あれ?と思う頃には、1日の半分は横にならないといけない倦怠感でした。
まだ症状がないうちに治療を開始すれば、かなり楽に過ごせます。
でも重くなってからでは、落ち着くまでには時間がかかります。
ですから症状がなくても、甲状腺が大きい人は検査を受けたほうがいいです。
また、万が一放置してこのような症状が気になったり、いつもと明らかに
違うと思ったら、なるべく早く医師の診察・検査を受けてください。
そのとき、過去に甲状腺が大きいと指摘された経緯を話すといいですよ。
できれば甲状腺の専門医に診てもらうのがいいですが、内科でも検査は
できます。甲状腺専門の病院が近くにない時は、ひとまず自分の状態を
知るために、最寄の内科で血液検査を受けてください。